イオン交換法によるアクチノイドの選択的分離・回収

• 三村 均

  東北大学大学院工学研究科

• 山岸 功

  日本原子力研究開発機構

書誌事項

タイトル別名

• Selective Separation and Recovery of Actinoid by Ion-Exchange Methods
• 特集 イオン交換と再処理・放射性廃棄物処理(第5回)イオン交換法によるアクチノイドの選択的分離・回収
• トクシュウ イオン コウカン ト サイショリ ホウシャセイ ハイキブツ ショリ ダイ5カイ イオン コウカンホウ ニ ヨル アクチノイド ノ センタクテキ ブンリ カイシュウ

抄録

先進的再処理・放射性廃棄物処理においてはアクチノイド核種の選択的分離回収技術の高度化が重要な課題とされている。長寿命核種の核変換処理のための第一のステップであり，さらに核不拡散および廃棄物処分の負担軽減，環境負荷低減および資源化・有効利用の観点からも高度分離技術の開発は期待されている。イオン交換技術は，アクチノイド分離の先駆的な技術と位置づけられており，基礎的に選択性を評価するとともに，実用化に向けたイオン交換プロセスの合理化や簡素化の研究が各国で精力的に展開されている。近年より精密な核種分離手法の開発に期待がかけられており，選択的なイオン交換技術の高度化は極めて重要な意義を有している。<br> 本報では，(1)アクチノイド分離の目的と効果，(2)有望なイオン交換体の分離特性と耐久性，(3)先進的核種分離プロセスでのアクチノイド分離技術について解説する。<br>

収録刊行物

• 日本イオン交換学会誌

  日本イオン交換学会誌 20 (2), 86-97, 2009

  日本イオン交換学会

キーワード

• 先進再処理
• 高レベル放射性廃液
• マイナーアクチノイド
• ウラン
• プルトニウム
• クロマトグラフィ分離
• 選択性
• 担持
• 含浸
• マイクロカプセル

詳細情報

• CRID: 1390282679412348928
• NII論文ID: 130003375916
• NII書誌ID: AN10185781
• DOI: 10.5182/jaie.20.86
• COI: 1:CAS:528:DC%2BD1MXnslaltbw%3D
• ISSN: 18843360
• ISSN: 0915860X
• NDL書誌ID: 10313580
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/10313580
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10313580
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可