Heyde症候群の1例 A case of Heyde syndrome

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

症例は90歳, 女性. 高血圧, 大動脈弁狭窄症(aortic stenosis; AS) のため, 循環器内科に通院中であった. 消化管出血と貧血を繰り返すため, 内視鏡, 消化管出血シンチグラフィを施行したが明らかな出血の原因を確定するにいたらなかった. Heyde症候群を疑いvon Willebrand因子のマルチマー解析を行った結果, 高分子マルチマーの欠損が認められた. 大動脈弁の狭窄部によるvon Willebrand因子の破壊が, 出血傾向の原因であった. Heyde症候群は臨床的に見過ごされていることが多いと考えられ, 適切に診断·治療を行うことにより, 予後の改善する患者は多いと思われる.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 44(1), 37-41, 2012

    公益財団法人 日本心臓財団

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    130003377172
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0586-4488
  • データ提供元
    J-STAGE 
ページトップへ