肝移植と門脈圧亢進症
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- 佐藤 好信
- 新潟大学医歯学総合研究科消化器・一般外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Liver transplantation and portal hypertension: shear stress theory and history of management for small-for-size graft
- —shear stress理論と過小グラフトへの対策の変遷—
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抄録
成人生体肝移植過小グラフトにおいては,移植後も高度門脈圧亢進状態が持続し,移植グラフトの再生や肝機能に大きな影響を及ぼすことが知られている.本論文では,肝切除後肝再生において我々の提唱してきた理論,Matrix 関連遺伝子であるPAI-1 mRNAとshear stress関係,さらに過剰なshear stressの肝障害を引き起こすメカニズムをHO(Heme-oxygenase)-1-COシステムにおけるビリルビン代謝から論じた.また上記の基本理論に基づいた過小グラフトの外科としての対策についても述べた.移植後門脈圧亢進状態理解の一助になれば幸いである.
収録刊行物
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- 日本門脈圧亢進症学会雑誌
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日本門脈圧亢進症学会雑誌 16 (1), 19-25, 2010
日本門脈圧亢進症学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679458674432
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- NII論文ID
- 130003378776
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- ISSN
- 21866376
- 13448447
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可