NAFLDの診断と検査法のupdate

  • 鎌田 佳宏
    大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学 大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学
  • 三善 英知
    大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学
  • 竹原 徹郎
    大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学

書誌事項

タイトル別名
  • An update on the diagnosis and examination of NAFLD

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抄録

NAFLDからNASHを鑑別診断するには肝生検が必要であるが,わが国に約1000万人いるNAFLD患者すべてに行うことは困難である.最近,非侵襲的なNASH診断法としてさまざまな血液マーカーを用いたスコアリングシステム,最新の画像診断法であるエラストグラフィーやControlled Attenuation Parameter(CAP)が用いられるようになってきた.また単一の血液マーカーとしてサイトケラチン18断片の有用性が報告されている.われわれは最近糖鎖マーカーを用いた新規NASH診断の血液バイオマーカーを発見した.これら非侵襲的診断法は肝生検に取って代わる新しいNASH診断法となることが期待される.<br>

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