アフラトキシン B<sub>1 </sub>誘導ラット肝細胞癌由来 K2 細胞の悪性化に secreted protein acidic and rich in cysteine(SPARC)のダウンレギュレーションが関与している
書誌事項
- タイトル別名
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- Involvement of secreted protein acidic and rich in cysteine (SPARC) downregulation in malignant conversion of aflatoxin B<sub>1</sub>-induced rat hepatocellular carcinoma K2 cells
- Involvement of secreted protein acidic and rich in cysteine (SPARC) downregulation in malignant conversion of aflatoxin B₁-induced rat hepatocellular carcinoma K2 cells
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抄録
14-3-3 ファミリータンパク質は,様々なシグナル伝達経路に関わっている.以前に私達は,アフラトキシン B1 誘発ラット肝細胞癌由来 K2 細胞において14-3-3β/fourteen-three-three-beta interactant1(FBI1)/specific protein 3(Sp3)転写因子/histone deacetylase 1(HDAC1)複合体は,MAP kinase phosphatase 1(MKP-1)の遺伝子発現を負に制御することで MAP キナーゼシグナル伝達経路を活性化し,転移や造腫瘍能を賦与していることを明らかにした.本研究においては,K2 細胞の悪性化メカニズムをさらに解明するために,マイクロアレイによる14-3-3β/FBI1/Sp3/HDAC1 複合体の標的遺伝子の解析を試みた.その結果,secreted protein acidic and rich in cysteine(SPARC)が標的遺伝子の一つとして同定された.ルシフェラーゼレポーターアッセイおよびクロマチン免疫沈降法による解析により,14-3-3β/FBI1/Sp3/HDAC1 複合体はSPARC 遺伝子のプロモーター領域の GC box に結合することで SPARC 遺伝子の発現を抑制することが明らかとなった.さらに K2 細胞内で SPARC を強制発現させると,半固形培地中でのコロニー形成が著しく阻害された.これらのことより,14-3-3β/FBI1/Sp3/HDAC1 複合体による SPARC 遺伝子発現のダウンレギュレーションが K2 細胞の悪性化に強く関与していることが明らかとなった.
収録刊行物
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- マイコトキシン
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マイコトキシン 63 (2), 151-159, 2013
日本マイコトキシン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204786451328
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- NII論文ID
- 130003384016
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- NII書誌ID
- AA12721071
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- ISSN
- 18810128
- 02851466
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- NDL書誌ID
- 027209206
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可