遺伝子破壊酵母を用いたトリコテセン簡易検出法
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of a highly sensitive yeast bioassay for trichothecene detection
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抄録
トリコテセンは Fusarium 属菌などによって生産されるカビ毒であり,重要穀類を汚染する.本研究では,簡易で高感度なトリコテセン検出システムを構築するために,トリコテセン耐性遺伝子を複数破壊した多重遺伝子破壊酵母を作成した.PDR5,ERG6,RPB4 の3 つの遺伝子を破壊した結果,既存の酵母によるトリコテセン検出系より高感度な検出系を構築することに成功した.さらに,この遺伝子破壊酵母を用いたディスク拡散法により,1.1 ppm deoxynivalenol (日本の暫定基準値)で汚染された小麦粒から,その汚染を簡易に検出できたことを報告する.
収録刊行物
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- マイコトキシン
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マイコトキシン 63 (2), 161-170, 2013
日本マイコトキシン学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204786466688
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- NII論文ID
- 130003384017
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- NII書誌ID
- AA12721071
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- ISSN
- 18810128
- 02851466
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- NDL書誌ID
- 027209227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可