Basics of protein C and protein S

  • MIYATA Toshiyuki
    国立循環器病研究センター研究所分子病態部
  • MIZUGUCHI Jun
    一般財団法人化学及血清療法研究所経営企画課
  • SUZUKI Atsuo
    名古屋大学医学部附属病院医療技術部臨床検査部門
  • KOJIMA Tetsuhito
    名古屋大学大学院医学系研究科医療技術学専攻病態解析学講座

Bibliographic Information

Other Title
  • プロテインC/ プロテインS の基礎

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Abstract

要約:プロテインC,プロテインS,トロンボモジュリン,endothelial cell protein C receptor,(EPCR)は,プロテインC抗凝固系を構成する.活性化プロテインC(APC)は,プロテインS の存在下で,凝固反応の補助因子である活性化V因子(Va)と活性化VIII 因子(VIIIa)を限定分解し不活化することにより凝固系を抑制する.EPCR に結合したAPC(APC-EPCR 複合体)は,PAR1 依存性に抗炎症能,抗アポトーシス活性,内皮バリヤー機能の保護といった細胞保護作用を示す.APC は細胞障害能を持つヒストンを特異的に切断し細胞保護作用を示す.プロテインS はTFPI のXa 阻害活性を促進する働きを持つ.プロテインS は類似のドメイン構造をもつGas6 とともに,受容体チロシンキナーゼであるTAM レセプターファミリー(Tyro3, Axl, Mer)の活性化リガンドとして働くと考えられる.

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