地塊の破壊条件を考慮した安定化有限要素法による地すべりの到達範囲予測

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of landslide debris runout distance by stabilized finite element method considering failure condition of earth mass

抄録

  近年,大地震を起因として地すべりダムを形成する地すべりや地すべり長さの2倍以上の移動距離を有する地すべりの発生が多く見られている。長距離移動する地すべりは広範囲に流下し,拡散堆積するために人命や社会活動に大規模な被害を与える。長距離移動をなす地すべりの移動現象を解明するためには大きな速度を有する移流方程式を解析しなければならないが,地すべり開始直後は塊状の状態で移動し,流下移動に従い破砕流動化して流下する。このためMohr-Coulomb理論による地すべり移動地塊の破砕流動化の条件を考慮して地すべり地塊の移動範囲を予測する解析手法を検討した。提案された手法についてモデル解析及び現実地すべりの到達範囲との比較を通して解析精度及び有用性の高い手法であることを示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680178847616
  • NII論文ID
    130003394288
  • DOI
    10.3313/jls.49.313
  • ISSN
    18820034
    13483986
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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