裸足歩行時に糖尿病患者の足底に作用する力学的負荷量の検討―内外側成分・前後成分に着目して―

• 佐々木 陽平

  飯田市立病院リハビリテーション科

• 林 久恵

  星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻

• 近藤 恵理子

  名古屋共立病院リハビリテーション科

• 小中 真由美

  杏嶺会一宮西病院リハビリテーション科

• 太田 進

  星城大学リハビリテーション学部理学療法学専攻

• 中村 麻有

  偕行会リハビリテーション病院リハビリテーション科

• 古橋 究一

  半田東クリニック

• 熊田 佳孝

  松波総合病院心臓血管外科

書誌事項

タイトル別名

• Examinations of plantar mechanical stress during barefoot walking in patient with diabetes mellitus: Focus on mediolateral and anteroporterior component of ground reaction force
• ハダシ ホコウジ ニ トウニョウビョウ カンジャ ノ アシゾコ ニ サヨウ スル リキガクテキ フカリョウ ノ ケントウ : ウチソトガワ セイブン ・ ゼンゴ セイブン ニ チャクモク シテ

抄録

要旨：歩行時に足底に作用する内外側・前後方向の力学的負荷は皮膚組織の微細な損傷や胼胝形成の原因となることが指摘されている．足底胼胝形成糖尿病患者は足部潰瘍形成リスクが高いとされているが，内外側・前後方向の力学的負荷を定量的に測定した報告は少なく，足底へ及ぼす影響については明らかになっていない．そこで本研究では，胼胝形成糖尿病患者6 名（DM 胼胝群），足底胼胝のない糖尿病患者7 名（DM 群），対照群7 名（CON 群）を対象に，歩行時の力学的負荷（内外側・前後・垂直成分）を測定した．1 歩行周期における内外側成分の最小値と最大値の差（PtP）は，DM 胼胝群がDM 群，CON 群と比べて有意に大きく（72.9N vs 57.3N and 39.9N, p<0.05），胼胝形成糖尿病患者においては，神経障害がみられなくても内外側方向の力学的負荷が大きいことが確認された．

収録刊行物

• 日本下肢救済・足病学会誌

  日本下肢救済・足病学会誌 6 (1), 66-70, 2014

  日本下肢救済・足病学会

キーワード

• 糖尿病足病変
• 足底胼胝
• 力学的負荷
• 歩行
• オフローディング

詳細情報

• CRID: 1390282680313980928
• NII論文ID: 130003397878
• NII書誌ID: AA12678449
• DOI: 10.7792/jlspm.6.66
• ISSN: 21871957
• ISSN: 1883857X
• NDL書誌ID: 025454554
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025454554
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2016171122
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可