新しいボレート系単結晶の開発と全固体紫外レーザー応用

• 吉村 政志

  大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻

• 葉 玉牽

  大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻

• 森 勇介

  大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻

• 佐々木 孝友

  大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• Development of new borate crystal and application to all-solid-state ultraviolet laser

抄録

現在,非線形光学結晶を利用した全固体紫外光源の開発が盛んに行われている.高出力化のためには結晶の波長変換特性が優れているだけでなく,出力・寿命を制限する耐レーザー損傷性の向上が必要となる.著者らは,Nd:YAGレーザーの第4,第5高調波発生用の波長変換結晶として,これまでOsLIB₆O₁₀を開発し,またNd:YAGレーザーの第3高調波発生用ではGd_xY_1-xCa₄O(BO₃)₃結晶を開発してきた.一方,素子寿命にかかわる技術としては,イオンビームによる素子表面処理技術を開発してきた.本稿では,上記結晶や素子の長寿命化技術の開発状況,および最近の紫外光発生に関する動向を述べる.

収録刊行物

• 応用物理

  応用物理 69 (5), 504-510, 2000

  公益社団法人 応用物理学会

キーワード

• ultraviolet light generation
• frequency conversion
• nonlinear optical crystal
• borate material
• all-solid-state laser

詳細情報

• CRID: 1390282679573863680
• NII論文ID: 130003594133
• DOI: 10.11470/oubutsu1932.69.504
• COI: 1:CAS:528:DC%2BD3cXjtFOqu7s%3D
• ISSN: 21882290
• ISSN: 03698009
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可