A CASE REPORT OF LEIOMYBLASTOMA OF THE SMALL

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Other Title
  • 小腸のLeiomyoblastoma (平滑筋芽細胞腫)の1症例
  • ショウチョウ ノ Leiomyoblastoma ヘイカツキン ガサイボウシュ
  • BOWEL WITH REFERENCE TO REPORTED 7 CASES IN JAPAN
  • 本邦報告例の統計的観察

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Abstract

小腸のLeiomyoblastoma(平滑筋芽細胞腫)の1症例を報告し,同時に本那に於て報告された小腸のLeiomyoblastomaについて統計的観察を行う.<br> 症例は40歳の女性,主訴は微熱と下腹痛である.卵巣腫瘍の疑いで開腹したところ小腸の腫瘤で,組織検査の結果Leiomyoblastomaと診断された.しかし本例は術後再発のため出血と悪液質で発病より4年7カ月で死亡す.<br> 本邦で報告された小腸のLeiomyoblastomaは7例である.好発年齢は40歳代で,性別による発生頻度に差はない.主訴は下血,腹痛,腹部膨満,微熱等である.術前診断は後腹膜腫瘍, Hepatoma, 胃潰瘍,卵巣腫瘍,十二指腸潰瘍等で術前に本疾患と診断されたものはない.腫瘤の大さ(2×1.5×1.5cm大から22×17×7.1cm大まで),形状,発育方式等は症例により色々である.治療は試験開腹の1例を除き他の6例は腫瘤摘出が行われた.予後は不良で7例中3例(43%)が死亡し,残り4例の予後は不明である.化学療法は2例に行われ,いつれも無効であった.<br> 最後に本疾患の経過,予後に影響する因子,診断,治療,発生原因等について文献的考察を加えた.

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