温熱効果増強のための工夫 温熱と抗癌剤の併用効果に関する基礎的検討  [in Japanese] Evaluation of the Combined Effect of Hyperthermia and Anti-Cancer Agents.  [in Japanese]

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Abstract

温熱と抗癌剤の併用効果に関しChouらのcombination index (CI) を応用した客観的評価法ならびに各種抗癌剤の温熱による抗腫瘍効果増強とそのメカニズムについて検討した.HeLa細胞を用いたin vitroの検討で, ADMとCDDPは43.0℃, 60-180分の温熱併用時にCI<1となり相乗効果を示した.MMCは60-120分加温ではCI=1となり相加効果を, 180分加温ではCI<1で相乗効果を示した.ADMと温熱併用による殺細胞効果増強は, Flow cytometoryによる解析で細胞内ADMの濃度が加温温度, 加温時間とともに増加することによると考えられた.CDDPは温熱と同時あるいは温熱後に投与することで殺細胞効果が増強し, 細胞内Pt量, 総Pt-DNA量, Interstrand cross linksの増加が認められた.5-FUと温熱の併用では5-FUを前投与することによりS期細胞が増加し温熱感受性が高まることが示唆された.温熱と抗癌剤の併用効果はCIを用いることにより客観的に評価可能であり, また温熱と抗癌剤の併用に際しては薬剤の作用機序に基づく至適投与法の検討が必要であると考えられた.

Journal

  • Thermal Medicine(Japanese Journal of Hyperthermic Oncology)

    Thermal Medicine(Japanese Journal of Hyperthermic Oncology) 11(1), 9-12, 1995

    Japanese Society for Thermal Medicine

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