寒天調理に関する研究 (第5報)
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- 山崎 清子
- 東京学芸大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on the Agar-agar for Cookery (Part 5)
- On the Awayukikan (the Jelly with White Foams)
- 泡雪かんについて
抄録
1) 寒天液は攪拌すると泡立つ。電動攪拌の場合は、1%より2%の方が泡立ちがよいが、手動攪拌の場合は、2%より1%の方が泡立てやすい。<BR>2) ゼリー強度には、攪拌度よりも攪拌終りの温度が影響する。すなわち攪拌終りの温度が低いほど、ゼリー強度は弱くなる。<BR>3) 泡雪かんに用いる卵白の量は、電動攪拌ならば5%が、手動攪拌ならば5%~10%が適当である。<BR>4) 泡雪かんは砂糖濃度が高い時は、寒天濃度を低くするように加減するとよい。<BR>5) 共立てにする場合は、攪拌始めの寒天・砂糖液の温度は、攪拌時間や攪拌終りの温度の関係から70℃ぐらいがよい。また攪拌終りの温度は38℃~39℃ぐらいがよい。<BR>6) 泡雪かんを作るには、電動攪拌の場合はもとより、手動攪拌の場合でも本実験によると、別立てより共立ての方が、操作が簡単で失敗が少ない。また容量も大きくなる。
収録刊行物
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- 家政学雑誌
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家政学雑誌 11 (5), 342-347, 1960
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681306724736
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- NII論文ID
- 130003716210
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- ISSN
- 18847870
- 04499069
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可