海洋鋼構造物の被覆防食工法に関する長期試験

書誌事項

タイトル別名
  • LONG TERM PERFORMANCE OF CORROSION PREVENTION COUNTERMEASURES FOR MARINE STEEL STRUCTURES
  • カイヨウ コウ コウゾウブツ ノ ヒフク ボウショク コウホウ ニ カンスル チョウキ シケン

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抄録

鋼材は, 海洋・港湾構造物を建設するための重要な建設材料であるが, その利用にあたっては信頼性の高い防食法を適用することが不可欠である. 各種防食法の防食効果や耐久性を評価するには, 実際の海洋環境下で長期間追跡調査することが, 現在では最も信頼性の高い方法と考えられている.<br>著者等は桟橋構造物の鋼管杭に各種被覆防食を適用し, それらの防食効果の経年変化を調べ, 技術改良を行っている. 10年間にわたる追跡調査の結果, 各防食法とも概ね満足すべき結果を示したが, 保護カバーを用いる工法ではカバー等は波力に耐える強度が必要であること, 塗装にはジンクリッチの下塗りが必要であること, 電気化学的モニター法には改良の余地があることなどが明らかとなった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (623), 97-108, 1999-06-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (13)*注記

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