干潟を含む沿岸域における海陸風に関する数値実験

DOI

抄録

有明海・八代海のように, 潮汐に伴い冠水・露出を繰り返す干潟域の存在が, 沿岸域の上空大気の流れに与える影響について, オクラホマ大学開発の領域予報システム (ARPS) を基に, 潮汐に伴う汀線移動を考慮に入れた海陸面プロセスを構築・導入することにより, 数値実験にて検証した. 下げ潮に伴い潟土が露出してからの1時間に, 干潟域の地表面温度が5-6度上昇する温度変化が見られた. また, 干潟域の干出時間帯の違いによって, 海風前線が発生する位置, 海風前線の進行速度に違いが発生することが, 数値実験より明らかとなった.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679526617472
  • NII論文ID
    130003807374
  • DOI
    10.2208/proce1989.49.1251
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ