窪地海域を対象とした微細気泡エアレーションによる貧酸素水改善効果の解析

Abstract

貧酸素水の改善技術として注目されつつある微細気泡エアレーション技術の実海域における効果や適用性の検討を目的として, 東京湾旧船橋航路の窪地において現地実験を行った. エアレーションの規模からすると底層の貧酸素水はいわば無限に存在していると見なせるため, エアレーションに伴う上昇流を誘起してしまうと改善が見込めないが, 密度躍層の存在下で気泡を高品質に保つことで上昇流を抑制できると, 成層を維持しつつ下層の貧酸素水を改善可能なことが分かった. 現地実験結果を基に酸素収支に関する簡単なボックスモデルを構築し, 一定の改善効果を得るための上昇流速の許容上限値を決定する等の定量的な検討を行い, 本技術の有効性を示した.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001204549840896
  • NII Article ID
    130003807668
    10019385669
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.1161
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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