創生された人工干潟における環境変動のメカニズムに関する研究

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有明海の疲弊が問題化されている中, その干潟環境の改善に向けての対策法の開発を目的として, 人工干潟を創生し, その人工干潟の環境モニタリングを実施して環境変動の動態把握と変動のメカニズムについての検討を行った. 研究の対象とした人工干潟は, 底質の外部からの搬入ではなく, 埋立地の掘削により作り出された, 全国的に例の少ないものである. この人工干潟では, 地盤高, 底質など生物生息環境の多様性を人為的に創生することによって, ごく近傍の干潟では見られないような生物を含む多様な生態系が, 1年余りの期間でも出現し, マクロ的な評価法ではあるが, 生物が水・底質の浄化に寄与していることを確認できた.

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  • CRID
    1390001204549827328
  • NII Article ID
    130003807676
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.1201
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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