浦富海岸で観測された地形性離岸流の特性とその予測について

抄録

浦富海岸で観測された2つの地形性離岸流について解析を行った.1つは波状汀線の凹部から発生し, 他は, 凸部から発生したもので, 後者の場合1さ凸部の両側にfeeder channel, 先端にrip channelが形成されていた. 離岸流発生時の入射波は, いずれも波高1m以下で, 汀線にほぼ直角入射する条件であった. さらに, カスプ地形を模した波状等深線を有するモデル地形上で, rip channelとfeeder channelの有無 (モデル地形上では砂州の有無) による海浜流の状況を数値計算によって検討した. 砂州が存在しない場合には凹部から, 砂州を付けた場合は, 凸部から離岸流が発生すること, 離岸流の発生の有無は入射波浪条件に大きく依存することがわかかった.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679526282112
  • NII論文ID
    130003807711
    10015437693
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.136
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ