北部有明海における流動・成層構造の大規模現地観測

抄録

2003年7月20日に北部有明海において, ADCP6台とSTD7台を用いた流動構造と成層構造の大規模一斉観測が実施された.観測日として日潮不等の小さい中潮期が選ばれ, 一潮汐間に渡って観測が行われた.得られた主要な結果は,(1) 島原半島沿岸に局所的に存在する強い流れや, 下げ潮時の諌早湾湾口部でのキャビティフローと島原半島への流れの集中などの特徴的な流動構造,(2) DOと密度の分布構造の相似性と貧酸素傾向にある水塊の空間分布,(3) 濁度とクロロフィル-aの間における負の相関性, などである.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204549528320
  • NII論文ID
    130003807774
    10020172033
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.341
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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