水中堆積物の重力流れと凝固・堆積過程の観察
抄録
本研究では, 沿岸域の土砂流出にともなう急激な地形変化の理解やそれが沿岸環境に及ぼす影響の評価に資するために, 水中堆積物の重力流れの流況および凝固・再堆積過程を一連の水槽実験を通じて調べている.水中堆積物の流動ポテンシャルは, 堆積物の有効応力の喪失および堆積物の体積濃度の減少にともない顕著に増加することを示した.さらに, PIVを用いて, 低濃度重力流れと高濃度重力流れの内部の速度場を観察し, その内部機構の違いを明らかにした.高濃度重力流れの内部では, 流れ底部から流動化土の凝固が起こること, 凝固領域は底部から上部へ発達していき流れが減速・停止することを示した.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 51 401-405, 2004
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204549520512
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- NII論文ID
- 130003807787
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可