子ウマの姿勢異常症 (Angular Limb Deformity) に対する外科的療法の検討

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  • Study of Surgical Corrections to Angular Limb Deformities in Foals
  • コ ウマ ノ シセイ イジョウショウ Angular Limb Deformi

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抄録

子馬の姿勢異常症の一つであるAngular Limb Defbrmityと診断された子馬9頭に, スクリュー・ワイヤー法とT字型骨膜剥離法とを用いて矯正手術を行い, それぞれの手術法の有効性や利点を比較した.<BR>どちらの方法においても術後数ヵ月以内に, ほとんど障害を残すことなく肢軸は矯正され手術法の有効性が認められた. スクリュー・ワイヤー法では矯正が早く確実に行える半面, 除去後軽度ではあるが再度の変形が見られ, 手術を2回行わなければならず, また術後のとう痛等の手術侵襲が大きい手術法であった. T字型骨膜剥離法によるものは, 矯正の速度は緩徐ではあったがその分手術の侵襲は少なく, 手術法も簡便で一次選択の手術法としては優れていると思われた.

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