オオムギ子葉鞘細胞における誘導受容性および拒否性 IX

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タイトル別名
  • Induced accessibility and enhanced inaccessibility at the cellular level in barley coleoptiles IX. Accessibility induced by Erysiphe graminis which promotes the subsequent infection of challenging E.graminis.
  • Accessibility Induced by <i>Erysiphe graminis</i> which Promotes the Subsequent Infection of Challenging <i>E. graminis</i>

抄録

Erysiphe graminisの分生胞子をオオムギ子葉鞘細胞に接種した(一次菌)。さらに同一細胞上に,別の子葉鞘上で発芽させた同菌の発芽胞子を細針で移植接種した(二次菌)。一次菌が二次菌よりも0∼5時間早く侵入を開始すると二次菌の吸器形成率は約80%,またこの時間差が6時間以上になると約93%に上昇した。針移植した対照区の吸器形成率は約63%であったので,一次菌の侵入によって誘導される受容性は同じ菌の二次菌にも有効であると結論された。この受容性は一次菌が吸器形成に成功した細胞でのみ誘導された。一細胞で誘導された受容性は,一次菌が侵入を開始してから少なくとも9.5時間までには隣接細胞に移行しなかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681379715712
  • NII論文ID
    130003913950
  • DOI
    10.3186/jjphytopath.57.57
  • ISSN
    18820484
    00319473
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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