1993年グアム島地震震害調査報告

  • 佐藤 忠信
    社団法人 土木学会 京都大学 防災研究所
  • 山崎 文雄
    社団法人 土木学会 東京大学 生産技術研究所
  • 睦好 宏史
    社団法人 土木学会 埼玉大学 工学部建設工学科
  • 東畑 郁生
    社団法人 土木学会 東京大学 工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • RECONNAISSANCE REPORT OF THE 1993 GUAM EARTHQUAKE

抄録

1993年8月8日にマグニチュード8.1の地震に襲われたグアム島の現地震害調査を行った. また断層の破壊過程から地盤加速度を予測した. グアム島の地盤は全般的に良好で, 液状化や崖崩れの発生は一部地域に限定され, 道路や橋梁の被害も軽微であった. しかし, 一部の鉄筋コンクリート建物や発電所が被害を受けた. このため島内の電力供給は2,3日間停止し, 上水道も揚水できなくなった. グアム島は頻繁に台風に襲われるため, 家屋の構造, ライフラインのバックアップ, 緊急対応などの面で備えがよく, 地震による影響を小さくした.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1995 (507), 291-303, 1995-01-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (1)*注記

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