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抄録
環境悪化の悪循環に陥っていると懸念される有明海の環境変化の要因分析を行なうにあたり, 水質特性や底質特性, 気象などの過去25年間のデータを用いて整理と解析を行なった.その結果, 水質環境の変動特性により5つの海域に分類でき, 以前より湾奥では夏季に密度成層が形成され, 海底面近傍では貧酸素化現象が起こっていたこと, 海域全体の窒素循環において硝化能力が低下していること等が明らかとなった.また, ノリの色落ちが顕著であった2000年には, 春-夏期の高日射量と秋-冬期の高雲水量, および冬季の高水温と降水による栄養塩の流入等, 気象要素の異変などが明らかとなった.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 50 1001-1005, 2003
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679528537344
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- NII論文ID
- 80016316133
- 130003991257
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- NII書誌ID
- AA11333838
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- ISSN
- 0289694X
- 18848222
- 09167897
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- HANDLE
- 2298/00044262
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可