沖縄本島南西海域におけるサンゴ幼生広域供給過程に関する研究

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抄録

大部分のサンゴが死滅したサンゴ礁の回復を促進させるには, 比較的被度の高い他海域からのサンゴ幼生供給が重要となる.本研究では, GPS搭載型小型漂流ブイやHFレーダによる広域表層流動場の解明とともに, 沖縄本島南西海域21地点においてプランクトンネットを用いた多点広域サンプリングを行い, 実際にどの程度の範囲にどれだけの量のサンゴ幼生が供給されているか, といった広域供給の実態の解明を試みた.その結果, サンゴ幼生が慶良間列島から沖縄本島西岸域へ広域分散し, 実際に供給されていること, また, サンゴ幼生がその供給源である慶良間列島内にも滞留・回帰し, 定着する可能性があることが示された.

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  • CRID
    1390282679526333056
  • NII論文ID
    130003991295
  • DOI
    10.2208/proce1989.50.1191
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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