書誌事項
- タイトル別名
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- 人工干潟現地実験場での生物と窒素収支の変遷
抄録
本研究では沖合域に創出された人工干潟の生物生息機能と水質浄化機能について検討した. その結果, 小型底生動物の個体数に比べ, 出現種類数や種多様度指数 (H') において時間経過に伴う増加傾向が明瞭であった. また, 人工干潟は造成初年こそ窒素生成の場となっていたが, 2年目・3年目は窒素消失の場に変化し, 水質浄化機能が確認された. 溶存態窒素の消失にはアオサ類が, 懸濁態窒素の固定にはアサリの寄与が大きいことが明らかになった. 干潟域の生物生息機能と懸濁態窒素の固定という両面からはL. W. L. 0~-1.0mの地盤高の面積を広くするのが望ましいと考えられた.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 50 1246-1250, 2003
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204549640576
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- NII論文ID
- 130003991307
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
- http://id.crossref.org/issn/09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可