風波砕波上の気流乱流特性に関する数値解析

DOI
  • 土屋 悟
    株式会社ユニック
  • 井坂 健司
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻
  • 小林 智尚
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻
  • 安田 孝志
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻

抄録

室内実験PIV計測で得られた白波砕波の波形を用いて, 発達した風波上の気流をκ-ε乱流モデルを用いた数値解析により再現し, その乱流特性について検討した.その結果, 気流は水面形や波峰風下側に形成される剥離渦に強く支配されていることが示された.しかし渦度集中領域はこの剥離領域には直接関係していなかった.また乱れエネルギーは波峰風下側水面に集中していた.一方波峰から風下側の剥離域上端では高いエネルギー散逸率を示す領域が見られた.波峰近傍の水面では大きな負圧と強い気流せん断力も見い出され, これが波の前傾化などに寄与していると推察された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679526005632
  • NII論文ID
    130003991532
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.61
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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