大阪湾臨海都市域の津波脆弱性と防災対策効果の評価

• 河田 恵昭

  京都大学防災研究所

• 鈴木 進吾

  京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻

• 越村 俊一

  東北大学工学研究科災害制御研究センター

Abstract

臨海都市域はその集積性および空間利用の多様性から, 一旦津波が浸入すると甚大な被害を受けることが指摘されている. 本研究は大阪湾沿岸都市域を対象に, この地域に整備されている防潮堤に付随する防潮扉を閉鎖することによる市街地の減災計画手法について検討した. 第一に長期評価が発表された大阪湾断層帯で発生する津波の特性を解析した. 第二に防潮扉の物理的機能維持や閉鎖体制などに内在する不確定性を確率で表すことにより, 防災対策効果を含んだ地域脆弱性の評価手法を開発した. 第三に防潮扉ごとの閉鎖強化による浸水危険域面積および一般資産被害の軽減効果を量る指標を検討し, その優先順位を決定する手法を考案した.

Journal

• PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE

  PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE 52 1276-1280, 2005

  Japan Society of Civil Engineers

Keywords

• General Chemical Engineering

Details

• CRID: 1390282679526848768
• NII Article ID: 130003991596
• NII Article ID: 120005685394
• DOI: 10.2208/proce1989.52.1276
• ISSN: 18848222
• ISSN: 09167897
• HANDLE: 10112/4001
• Web Site: https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/10731
• Text Lang: ja
• Data Source:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• Abstract License Flag: Disallowed