海洋レーダによる海表面流速場を用いた津波のリアルタイム予測に関する研究

抄録

本研究では, 海洋レーダ等によって得られた海表面流速データを用いて, 津波のリアルタイム予測を行う手法を開発している. 観測値を用いたデータ同化には, 基礎方程式である連続式および運動方程式を用いて, 津波水位を推定する楕円型の方程式を導き, それを用いている. 流速場の測定時間間隔が10s程度であれば, ある特定の時刻の津波水位を精度よく推定できることを数値シミュレーションにより明らかにしている. また, 本リアルタイム予測法により得られた沿岸域の津波波形と目標とすべき真の津波波形とは極めてよく一致し, その相関係数は0.99以上であった. このことから, 本手法の精度の高さおよび実用性があることが検証された.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679527849600
  • NII論文ID
    130003991657
  • DOI
    10.2208/proce1989.52.246
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ