津波減衰効果を目的とした海岸林活用条件の検討

• 原田 賢治

  人と防災未来センター

• 河田 恵昭

  京都大学防災研究所

Abstract

本研究では, 海岸林の津波減衰効果の活用に向けての条件を検討するために, 従来の抵抗モデルをより用い易い形式の粗度係数で再整理し, いくつかの海岸林の利用条件について数値シミュレーションを活用した検討を行った. これらの結果より, 海岸林の利用に向けて, 枝下高を低く樹木を育成することが非常に有効であることが示された. 間伐による密度管理をうまくすることでこのような海岸林条件を満たすことが可能であり, 有益な情報が得られた. さらに, 海岸林と低い防潮堤を組み合わせて用いることで, 浸水距離や戻り流れをより効果的に軽減させる事がわかった.

Journal

• PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE

  PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE 52 276-280, 2005

  Japan Society of Civil Engineers

Keywords

• General Chemical Engineering

Details

• CRID: 1390282679527851520
• NII Article ID: 130003991664
• DOI: 10.2208/proce1989.52.276
• ISSN: 18848222
• ISSN: 09167897
• HANDLE: 10112/4000
• Web Site: https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/10727
• Text Lang: ja
• Data Source:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• Abstract License Flag: Disallowed