下新川海岸における海浜安定化工法の適用性に関する実験的研究

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  • シモニイカワ カイガン ニ オケル カイヒン アンテイカ コウホウ ノ テキヨウセイ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ

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海底勾配が1/2.5と非常に急峻な下新川海岸立野地先において, 海浜安定化工法による砂礫浜の回復の可否を移動床平面実験により検討し, 適用が可能であることを明らかにした. 実験には幅30m, 長さ40m, 深さ4mの造波水槽を用い、縮尺は1/25とした.作用波浪は近隣の観測結果を元に年数回波相当とし, 規則波の条件で実験を行った. 現地海浜においては斜めからの来襲波浪が卓越するため, 護岸模型を造波板に対して角度をつけて設置した. 保全上必要な砂礫浜幅10mを確保するための最適な沖合施設の諸元について実験により検討し, 当海岸では不透過・直立消波構造 (反射率0.7以下), 堤長30m, 開口幅64m, 天端高T.P.+2mが必要であるとの結論を得た.

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