抄録
消波ブロックの衝突によってケーソン式防波堤に生じる損傷の防護対策を確立するには, ケーソンのコンクリート強度, 壁厚, 衝突面積等の要因や隔壁・底版位置の構造条件, 衝突位置が衝突力に及ぼす影響を評価する必要がある. 本研究では, まず衝突時に消波ブロックの運動エネルギーがひずみエネルギーに変換されることに着目して理論的に衝突力算定式を導いた.次に, 模型試験体を用いた水平衝突実験を実施し, 各種の実験パラメータが衝突力に及ぼす影響を調べた. 実験結果からエネルギー損失による衝突力の低減係数を求めることにより, 衝突力算定式は実験値を良好に評価できた.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 52 806-810, 2005
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204550750336
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- NII論文ID
- 130003991781
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可