有明海熊本沖の水塊構造と表層堆積物分布特性

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Abstract

有明海における底質環境の改善に際しては, 底質分布とともに, 浮泥を含む底質の生成・移動・堆積等の特性の把握が重要となる. 本研究の目的は, 熊本沖における表層堆積物の分布特性と水塊構造との関連を調査し, 底質環境の改善・維持方策に寄与する資料を得ることにある. 調査の結果, 渇水時と豊水時における沿岸水と橘湾から流入する外海系水の境界 (潮目) の分布特性, 泥質堆積物および酸揮発性硫化物量の分布と潮目の関係を明らかにした. 2次元および3次元の潮流流動解析結果は, 表層の潮目を含む沿岸水の流動特性と有機物が吸着しやすい粘土およびシルト粒子の挙動とが極めて密接に関連していることを示唆している.

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  • CRID
    1390282679527291776
  • NII Article ID
    130003991814
  • DOI
    10.2208/proce1989.52.956
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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