抄録
サンゴ礁への陸域負荷は, 熱帯・亜熱帯域特有の気象条件により時空間的に集中することが多い. 本研究では石垣島東海岸域にて台風を挟む約1ヶ月間の現地観測から, サンゴ礁海域の物理・水質環境の動的変動特性を解析した. その結果, 台風時は吹送流の効果が顕著であるものの, リーフ内で一様に現れるのではなく場所によって地形性の循環流の効果が強く現れることがわかった. またリーフ内の濁度上昇の原因として, 河川からの赤土流入だけでなく海底に堆積した赤土の波浪による再浮上も重要であることが示された. さらに台風によるイベント的な栄養塩供給が, 本来貧栄養であるサンゴ礁海域の内部生産に強く影響することがわかった.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 53 1076-1080, 2006
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204550610176
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- NII論文ID
- 130003991842
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可