黒潮の蛇行・直進による西日本南岸の水位変動量の推定

DOI

抄録

黒潮の平均流路の蛇行・直進が西日本南岸の水位変動量に及ぼす影響について, 80年代以降の約20年間を期間に分けて検討した.黒潮の位置ならびに黒潮に沿った水理量の分布・変化特性を計算条件とするため, 黒潮流路ならびにそれに沿った水理量を3角級数でモデル化する解析法を構築した.このモデルを用いて期間別の平均的な黒潮-西日本南方海域の流れ場の解析を行った結果, 計算による水位分布ならびに各期平均の瀬戸内海開境界における水位差の変動量はTOPEX/PoseidonとJason-1による実測結果を表せており, 黒潮流路の蛇行・直進が瀬戸内海への外海水流入に影響を及ぼしていることが推測された.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204551964544
  • NII論文ID
    130003991887
  • DOI
    10.2208/proce1989.53.1281
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ