抄録
波浪場と海浜流場の計算において, 相互の解析結果を取り込みながら反復することで, 波・流れの相互作用 (Two-Way Feedback) を考慮する統合解析モデルを提案した. 波浪解析は間瀬らの波作用量平衡式モデルを用い, 海浜流解析にはSvendsenらのモデルを採用し, 室内実験との比較より, 海浜流の空間分布が波浪場に及ぼす影響や波浪-海浜流解析における波・流れの相互作用の重要性について検討を行った. その結果, Two-Way Feedbackを考慮することで線形の分散関係式を用いても浅水変形特性を改善できることがわかり, ほぼ2回の繰返しで計算は安定に収束する傾向にあることを示した.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 53 16-20, 2006
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204551853312
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- NII論文ID
- 130003991924
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可