乱数により作成した被服図形とその視覚イメージについて

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抄録

人間の視覚イメージに合うような被服図形を創り出すため, 既成の被服の概念からはなれ, 乱数を用いて直折線のつながりから図形を求めた.そしてこの中から視覚イメージによって被服図形と認知できるものをえらび, 同一イメージに属する図形のグループ化を試みた.<BR>因子分析法を用いて解析した結果, 一部の図形に関しては, 図形作成のための要因・水凖とイメージとの対応, すなわち直折線の乱数系列において, どの要因・水準を組ませればどのようなイメージ群にまとまるかということがわかったが, 大部分の図形では必ずしも明らかな対応は得られなかった.しかし要因・水準の組合せ, ならびにイメージ用語の選定如何によっては, 乱数を用いて視覚イメージに合う被服図形を創り出せるという手がかりは得られた.

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 18 (12), 547-551, 1977

    一般社団法人 日本繊維製品消費科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679184515584
  • NII論文ID
    130004008423
  • DOI
    10.11419/senshoshi1960.18.547
  • ISSN
    18846599
    00372072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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