垂直航空写真を用いた木造建物倒壊箇所の自動抽出

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タイトル別名
  • An Automated Detection Method of House Damage Areas due to Earthquakes using Vertical Aerial Photographs
  • スイチョク コウクウ シャシン オ モチイタ モクゾウ タテモノ トウカイ カショ ノ ジドウ チュウシュツ

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抄録

兵庫県南部地震直後に撮影された垂直航空写真上の木造建物倒壊箇所を自動抽出する方法について検討した. 画像の分析には, 色情報とエッジ情報を用いた. 色情報としてはより人間の感覚に近いCIE L*a*b*表色系のa*値とb*値を, またエッジ情報としては図形の複雑さを表すフラクタル次元ならびにグレースケールフラクタル次元をそれぞれ用いた. まずフラクタル次元ならびにグレースケールフラクタル次元各上位10位までの画像要素から共通の要素を選定し, 次いでそれらの中から色情報に基づいて, 道路部分が70%未満かっ建物倒壊部分が10%以上である要素を抽出した結果, 目視による建物倒壊部分とほとんど一致していることがわかった.

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