兎の精巣摘出法の比較
書誌事項
- タイトル別名
-
- Comparison of the Three Different Approaches of Orchiectomy in Rabbits
- ウサギ ノ セイソウ テキシュツホウ ノ ヒカク
この論文をさがす
抄録
精巣摘出手術を腹部正中線・下腹部正中線・陰嚢の3ルートから行い, 手術時間・術後の臨床経過・術創の治癒状況を比較検討した. その結果, 時間的には陰嚢切開法が最も短時間で実施することができた. また, 術創の治癒状況に関しては, 陰嚢切開法の1例に陰嚢内漿液の貯留がみられた. しかし腹腔内の炎症や癒着はどの個体にも認められなかった. また, 下腹部正中線切開法では鞘状管を結紮し閉鎖することができたが, 他の2方法では開通したままであり, 術後の陰嚢ヘルニアの発生の危険性が考えられた.<BR>これらの点から総合的に判断し, 兎の精巣摘出手術法としては, 3ルートの中の下腹部正中線切開法が最も適した方法と思われた.
収録刊行物
-
- 日本獣医師会雑誌
-
日本獣医師会雑誌 44 (4), 350-354, 1991
公益社団法人 日本獣医師会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679683770496
-
- NII論文ID
- 130004051362
-
- NII書誌ID
- AN00191857
-
- ISSN
- 21860211
- 04466454
-
- NDL書誌ID
- 3723114
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可