公開シンポジウム「不整脈研究の最前線」2)イオンチャンネルの分子生物学 心筋Kチャンネルクローンの修飾機構
書誌事項
- タイトル別名
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- Mechanisms of modulation of cloned cardiac K channels
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抄録
心筋細胞のKチャンネルの構造と機能について研究するために,ラットの心筋より2種類のKチャンネルをクローニングし,そのチャンネル機能をアフリカツメガエル卵母細胞の発現系を用い検討した.クローン化したKチャンネルはChandyらが提唱した命名法に従うとKv1.2およびKv1.4であり,Kv1.2により遅延整流型電流,Kv1.4により一過性外向き電流が流れた.<BR>イオンチャンネルの機能は受容体刺激により修飾されるが,その機構の1つとしてリン酸化による修飾があり,心筋細胞においても例えぼ遅延整流K電流が受容体刺激の結果としてのAキナーゼ,Cキナーゼの活性化により増強される事は良く知られている.このような受容体刺激による修飾をKチャンネルクローンと受容体のクローンを同一の卵母細胞に発現させ受容体を刺激する事によって調べた所,Kv1.2,Kv1.4ともにホスファチジルイノシトール代謝回転の充進を起こす受容体刺激によってその電流が抑制された.またCキナーゼを活性化するPMAによってもそれらの電流は抑制された.しかし膜透過型cAMPアナログの8-Br-cAMPによってはそれらの電流は影響を受けなかった.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 25 (2), 223-227, 1993
Japan Heart Foundation
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680465924480
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- NII論文ID
- 130004135810
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- ISSN
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可