正中型•傍正中型頚椎椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下頚椎椎間板ヘルニア摘出術

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  • Percutaneous endoscopic cervical discectomy for central and paracentral cervical disc herniations

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抄録

【目的】頚椎椎間板ヘルニア (CDH) には正中型, 傍正中型, 外側型があるが, 前2者に対して, 経皮的内視鏡下頚椎ヘルニア摘出術 (PECD) を頚椎前方からおこなってきた. 日本ではPECDの論文は未だないので手術法と結果を述べる. 【対象】48例のCDHのレベルはC3/4-7, C4/5-9, C5/6-17, C6/7-15例であった. 12週以上の保存療法の無効例を対象とした. 【方法】頚椎前方から3.8×6.2mmの外筒を, 食道や内頚動脈などを避け, 内視鏡下に椎間板前面に到達させる. Dilatorを椎間板内にすすめ, 外筒も椎間板後縁まで挿入する. 水潅流下, 内視鏡下に脱出髄核を摘出する. 骨棘はドリルで切削し, 転位ヘルニアも摘出する. 【結果】Macnab評価にて優28, 良14, 可3, 不可3例であった. 不可の1例は骨棘見逃しのため, 前方除圧固定術を施行した. 再発例と下垂ヘルニア取り残し例は, PECDで再手術し良となった. 【結論】CDHに対するPECDは1泊入院の低侵襲手術法である. <br>

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