治療中, 種々の発作型に推移していった点頭てんかんの1例

• 堀田 秀樹

  東京慈恵会医科大学小児科

• 帆足 英一

  東京慈恵会医科大学小児科

• 奥山 裕子

  東京慈恵会医科大学小児科

• 熊谷 公明

  東京慈恵会医科大学小児科

• 遠藤 四郎

  東京都精神医学総合研究所

抄録

生後4ヵ月目に前屈発作が出現した点頭てんかん児にACTH療法, hydrocortisone療法, ケトン食療法を行なったが, 効果なく種々の発作型を推移し, 極度の精神運動発達遅延をきたした.われわれは本症例におけるACTH療法の適, 不適, 経過中みられた痙攣, その他の症状, 並びに治療に前後して行なった終夜睡眠ポリグラフィーにおける所見について検討した.その結果本症例における脳障害ぱ広範かつ重篶であり, その脳障害発現には点頭てんかん本来の脳障害に加えてホルモン剤などの影響もたぶんにあると思われた.

収録刊行物

• 脳と発達

  脳と発達 9 (6), 504-511, 1977

  THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY

キーワード

• 点頭てんかん
• 種々の発作型
• 終夜睡眠ポリグラフィー

詳細情報

• CRID: 1390282679531065600
• NII論文ID: 130004184325
• DOI: 10.11251/ojjscn1969.9.504
• ISSN: 18847668
• ISSN: 00290831
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1978086649
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可