アサガオ子葉の日長感応性について

• 鯨井 忠五

  京都大学化学研究所

• 今村 駿一郎

  京都大学農学部応用植物学研究室

書誌事項

タイトル別名

• Über die photoperiodische Empfindlichkeit der Kotyledonen von <i>Pharbitis Nil</i> Chois
• ^|^Uuml;ber die photoperiodische Empfindlichkeit der Kotyledonen von Pharbitis Nil Chois

抄録

1) 発芽当日のアサガオの子葉は暗期に感応しないが, 翌日から強い感応性を示し, その限界暗期は成体と同じく8ないし9時間である。<br>2) 子葉の一部を切りさってその面積を制限すると, 面積が小さいほど日長反応は弱くなる。<br>3) 暗期を与えたのち子葉を除けば, 反応は弱くなるが, 除去する時期が遅れるほど花芽数は増加する。<br>4) 一子葉が暗期を受けている間に他の子葉が光を受けているとき日長反応は弱くなる。<br>5) 主軸を除いた芽生に暗期を与えると花芽は子葉の腋芽に現われる。暗期を与えたのちで主軸を除くと子葉腋芽に現われる花芽数はいちじるしく減少する。

収録刊行物

• 植物学雑誌

  植物学雑誌 71 (845-846), 408-416, 1958

  公益社団法人 日本植物学会

キーワード

• Plant Science

詳細情報

• CRID: 1390001204222546816
• NII論文ID: 130004212537
• DOI: 10.15281/jplantres1887.71.408
• ISSN: 21853835
• ISSN: 0006808X
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可