中国三河平原および太湖地区におけるトン糧田建設と水利改良

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書誌事項

タイトル別名
  • Inprovement of Land and Irrigation System towards Two Crops a Year in China

抄録

中国では, 1980年代後半より農村企業の発展に伴う農業労働力の流出や, 政府による農業生産基盤投資の減少などの影響を受けて食糧生産が停滞気味となった。こうした情勢の中で, 中国当局による稲・麦の単収増加を図った「トン糧田」建設構想が打ち立てられた。トン糧田とは, 1ムー (0.066ha) 当り1tの食糧を生産できる水田のことをいうが, そのためには水利改良が絶対的な条件となる。そこで本稿では, トン糧田建設に係わる中国当局での取組みや, 技術, 管理などの課題について, 用水不足地帯である三河平原徐州市と, 排水不良地帯である太湖地区常州市の例を取り上げ紹介した。

収録刊行物

  • 農業土木学会誌

    農業土木学会誌 60 (6), 525-531,a1, 1992

    社団法人 農業農村工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680896680320
  • NII論文ID
    130004289451
  • DOI
    10.11408/jjsidre1965.60.6_525
  • ISSN
    18847188
    03695123
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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