貯蔵に伴う蒸留酒のマクロなクラスターサイズの変化

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タイトル別名
  • Changes in the macroscopic cluster size of liquor with storage

抄録

貯蔵に伴う蒸留酒のクラスターサイズの変化を定量的に決定するために<BR>(1) マクロなクラスターサイズを (1) 式と (2) 式で定義した。<BR>(2) エタノール水溶液での水分子とエタノール分子の水和クラスターへの分率であるPwとPEとを贋-NMRにおける化学シフト値の濃度変化から (5) 式により求めた。<BR>(3) 蒸留酒として, ウィスキーを選び, ウィスキーでの分率Pw*とPE*とをPwとPEを基礎にし, ウィスキーとエタノール水溶液から蒸発する水分子数の比とエタノール分子数の比を測定することによって, (12) 式から算出した。<BR>(4) 算出されたPw*とPE*から (4) 式により, ウィスキーでの3種のマクロなクラスターサイズを求めた。<BR>(5) 本研究で定義されたマクロなクラスターサイズの25年の貯蔵に伴う変化はエタノールクラスターで大きく減少しているが, 水和クラスターと水クラスターではそれに較べて小さい。

収録刊行物

  • 日本醸造協会誌

    日本醸造協会誌 101 (3), 178-185, 2006

    公益財団法人 日本醸造協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681079116672
  • NII論文ID
    130004304811
  • DOI
    10.6013/jbrewsocjapan1988.101.178
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BD28XjsFWht7g%3D
  • ISSN
    21864012
    09147314
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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