抗HIV無治療患者に対するZidovudine/Lamivudine/Indinavir併用療法の2年間の治療経過

  • 相澤 佐織
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 蜂谷 敦子
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 井田 節子
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 立川 夏夫
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 菊池 嘉
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 青木 眞
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 安岡 彰
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター
  • 岡 慎一
    国立国際医療センター, エイズ治療研究開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • A Two-year Follow-up of Zidovudine Plus Lamivudine Combined with Indinavir in Antivival Naive HIV-infected Patients
  • コウHIV ムチリョウ カンジャ ニ タイスル Zidovudine Lamivudine Indinavir ヘイヨウ リョウホウ ノ 2ネンカン ノ チリョウ ケイカ

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抄録

無治療からAZT/3TC/IDVによる3剤併用療法を開始したHIV感染者17症例につき耐性獲得状況及び臨床経過を2年間調査した. 我々の用いている耐性検査法は, 血漿中HIV-RNAが3, 000コピー/ml以上であれば約80%の検体にて塩基配列の解析が可能であった. 本調査対象17例中11例 (65%) が治療開始24カ月迄に同一の治療が継続され, このうち8例は24カ月後もVLは検出限界以下であった (Intent-to-treat47%, on treatment72%). 耐性ウイルスは継続例中1例に3TC耐性が認められたが, AZT及びIDV耐性は1例も認められていない. 治療中断例6例の主な理由は副作用であり, VLが検出限界以下の期間に治療を変更した5例は24カ月後もVLは検出限界以下に保たれていた.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 74 (2), 128-133, 2000

    一般社団法人 日本感染症学会

参考文献 (13)*注記

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