Past and Future of Research Activity for Intermetallic Compounds

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  • 統計にみる金属間化合物材料研究の変遷と今後の新展開
  • プロジェクト ホウコク トウケイ ニ ミル キンゾクカン カゴウブツ ザイリョウ ケンキュウ ノ ヘンセン ト コンゴ ノ シンテンカイ

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Abstract

金属間化合物材料研究は今や第3世代ともいうべき新たな段階へと突入しようとしている。第1世代は、1980年代のNi-Al系化合物材料研究の時代であり、金属間化合物の構造用材料としての可能性・有用性を明確にした。この流れは1980年代後半からのTi-Al系を中心とした第2世代へと引き継がれ、化合物のみからなる実用材料の開発へとつながった。そして第3世代では、複雑構造系を含むその他の金属間化合物や化合物を含む新たな複相合金、さらには機能性金属間化合物へと研究対象が拡大し、近い将来で実用化の可能性が高い化合物種も見出され始めている。同時に格子欠陥の質的制御を中心とするナノオーダーでの構造・欠陥制御、さらには、「金属間化合物学」ともいうべき学理の構築に向かった方向性も見え始めている。こうした金属間化合物研究の変遷や新しい展開は、国内では、日本金属学会の金属間化合物材料セッションを中心とした講演発表(2回/年)、さらに国際的には、MRS(Materials Research Society)で1984年にスタートした「High-Temperature Ordered Intermetallics Alloys」シリーズでの講演大会(1回/2年)に明瞭に現れている。本稿では、金属間化合物研究のこれまでの流れとこれからの新たな研究展開について、1984年から2006年までの統計データに基づき解説する。

Journal

  • Materia Japan

    Materia Japan 46 (4), 278-283, 2007

    The Japan Institute of Metals and Materials

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