舌癌T1・T2症例に対する頸部リンパ節の制御について

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タイトル別名
  • Treatment for cervical metastasis in T1/T2 tongue cancer

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抄録

舌癌T1・T2症例に対する頸部リンパ節の制御について検討した。初診時N0と考えられた症例において経過観察例と予防的郭清例の間に明らかな治療成績の差は認めなかった。頸部転移は原発巣の病理組織型が低~中分化型のものや筋層浸潤を認めるものに高率に生じると考えられた。後発転移は1年以内で平均4-5カ月で出現していた。転移リンパ節は初発・後発を併せT1・T2では後頸部、下頸部に出現したものはなかった。頸部の病理学的リンパ節転移個数が4個以上のものでは生存例は認めなかった。

収録刊行物

  • 耳鼻と臨床

    耳鼻と臨床 47 (5Supplement1), S32-S35, 2001

    JIBI TO RINSHO KAI

被引用文献 (3)*注記

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