A case of chronic total occlusion

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Other Title
  • HEART's Original [症例] 慢性完全閉塞の病変部をバルーン拡張後に血管内視鏡で観察し得た1例
  • -angioscopic findings

Abstract

症例は68歳,男性.高血圧と糖尿病で近医に通院治療中であった.2004年8月4日に全身倦怠感を主訴に当科外来を受診した.外来時のトレッドミル負荷心電図でII・III・aVFのST低下を認めたため,ATPタリウム心筋シンチグラフィを施行した.下壁の取り込み低下と後期像で同部位の再分布現象を認めたため,9月9日に心臓カテーテル検査を施行した.冠動脈造影では右冠動脈seg.1の慢性完全閉塞を認めた.ワイヤーをIntermediateからShinobi,Conquestに変更しExelsiorのバックアップ下でワイヤーを通過させた.Sprinter(1.5×15mm)で拡張後,血管内視鏡による観察を行った.病変部はワイヤーによる内膜損傷や小さなフラップが観察された.Seg.1~2にDriver(4.0×30mm),seg.2~3にPenta(3.5×28mm)を留置し終了した.PCI後の内視鏡ではフラップやプラークをステントが押さえつけている所見が観察された.今回われわれは慢性完全閉塞の病変部を内視鏡で観察し得た1例を経験したので報告する.

Journal

  • Shinzo

    Shinzo 38 (4), 346-352, 2006

    Japan Heart Foundation

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205490131200
  • NII Article ID
    130004415626
  • DOI
    10.11281/shinzo1969.38.4_346
  • ISSN
    05864488
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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