HEART's Original [臨床研究] 睡眠呼吸障害は閉経後女性における重要な冠危険因子である  [in Japanese] Sleep-disordered breathing is the important coronary risk factor in postmenopausal women  [in Japanese]

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Author(s)

    • 林 豊 Hayashi Yutaka
    • 宇和島社会保険病院循環器科 Department of Cardiology, Uwajima Social Insurance Hospital
    • 齋藤 実 Saito Makoto
    • 宇和島社会保険病院循環器科|宇和島社会保険病院内科 Department of Cardiology, Uwajima Social Insurance Hospital|Department of Internal Medicine, Uwajima Social Insurance Hospital

Abstract

【背景】女性の心血管疾患発症率は閉経後に著しく増加するが,睡眠呼吸障害(sleep-disordered breathing:SDB)も閉経以降に急激に増加するといわれている.<BR>【目的】閉経後女性における冠危険因子としてのSDBの意義を明らかにするために, SDB と冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)の関連につき検討した.<BR>【方法】対象は,当院で初めて心臓カテーテル検査を施行した閉経後の女性,連続193例である.簡易型睡眠モニターを用い,無呼吸指数が10回/時間以上でSDBと診断した.CAD群(63例)と対照群(83例)計146例につき,SDBの合併率,冠危険因子,臨床背景を比較検討した.<BR>【結果】全193例のうち62例(32.1%)にSDBを認めた.CAD群は対照群と比較し高齢で,高血圧症,糖尿病,SDB(48vs24%,p<0.005)の合併が有意に高率であった. 肥満(BMI≧25kg/m<SUP>2</SUP>),高脂血症, 喫煙歴の頻度に関しては,2群間で差はなかった,CADの有無に関して,年齢肥満,高血圧症,高脂血症,糖尿病,喫煙歴,SDBを説明因子として多変量ロジスティック回帰分析を行うと,SDBは独立した危険因子であった(オッズ比=2.78,95%信頼区間:1.22~6.32,p=00147).他の有意な因子は,年齢,高脂血症,糖尿病であった.<BR>【結語】閉経後女性においては,SDBは古典的危険因子と同様に重要な冠危険因子である可能性が示唆された.

Journal

  • Shinzo

    Shinzo 38(6), 602-607, 2006

    Japan Heart Foundation

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